第12話
その後は一切その質問に先生は答えようとはせず普通の眠たくなるような授業が続けられ、終了のベルがなるとレン達は教室を飛び出し先程の秘密の部屋について話をしていた。
と言っても、レンは3人の会話を聞いているだけの方が多かったが、時々ハリーが元気なさそうにしている様子がレンには気になっていた。
「ダンブルドアがミセス・ノリスを治してあげられなかった…ということは…私の考えだけど、猫を襲ったのは、ヒトじゃないかもしれない」
ハーマイオニーはそう言うと三人は立ち止まったのでレンはぶつかりそうになり、慌てて歩くのをやめた。
気がつけばハロウィーンのあの現場の場所に居た。
あの時と同じように人は誰も居ない…ただ違うのは、腕木にミセス・ノリスがぶら下がっていない事と、その側に小さな椅子がポツンと寂しそうに置かれているだけだった。
「あそこ、フィルチが見張ってるとこだ」
「ちょっと調べたって悪くないだろ」
ハリーはそう言うと鞄を放り出し四つん這いになって何か手掛かりがないかと探している。
レンはハリーの鞄を拾い上げ、辺りの気配に気を配りながら壁に寄りかかりそれを眺める。
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