第12話
しおりを挟む
「訳を知りたいなら言うけど、僕が3つの時、フレッドの玩具の箒の柄を折ったんで、アイツったら僕のテディ・ベアをバカでっかい蜘蛛に変えちゃったんだ。考えても見ろよ。嫌だぜ。熊のぬいぐるみを抱いてる時に急に足がニョキニョキ生えてきて…そして…」
ロンは身震いして言葉を途切れさせたが、ハーマイオニーはまだ笑っていたのでハリーは話題を変えるように慌てて声を出した。
「ねぇ、床の水溜りの事、覚えてる?」
「あぁ…そこ、マートルが居るトイレなの。そこから出てきたんじゃないかしら。昨日は暗くて判らなかったけれど。」
レンがそう言い、女子トイレを指差すとハーマイオニーは「いらっしゃい」と皆に声を掛けて中に入っていった。
ハリーはレンから鞄を受け取り、ロンと一緒に中に続いた入ったのを見てからレンも中に入ろうとした時だった。
「レン?」
そう声に驚きそちらの方を見れば、そこにはドラコが立っていて、レンは曖昧に微笑んで返事を返した。
勿論トイレの扉は開かない様にレンがその場に立ち塞いでいる。
「こんな所で何してるんだ?」
「考え事しながら歩いてたら道を間違えちゃって…ついでにちょっと調べてたのよ」
レンがそう言うと、ドラコの表情がニヤリとした。
4/6
←前へ    次へ→
目次へ