第13話
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レンが夜に寮へ再び戻ると、談話室の隅の方で話をしている3人を見つけ近付く。
3人は勉強をしている様子だったが、ロンは機嫌が悪く「妖精の魔法」の宿題に、インクを飛び散らしながら書き綴っていく。
が、自分でもそれが気になったのだろう。何気なく杖に手を伸ばした瞬間、杖が発火し宿題に火を点けてしまった。
それを見るとロンは火と同じくらいに真っ赤になり、レンは杖を一振りし火を消すと羊皮紙を火が点く前の状態に戻し、インクの染みも消しておいてあげた。
レンはハーマイオニーの隣に腰掛け「どうしたの?」と小さく聞けば「パーシーと…ちょっとね」と曖昧に笑った。
ハーマイオニーは読んでいた「基準呪文集・ニ学年用」をパタリと閉じると小さく息を吐く。
「けれど、いったい何者かしら…出来損ないのスクイブやマグル出身の子をホグワーツから追い出したいと願っているのは誰?」
「それでは考えてみましょう。我々の知ってる中でマグル生まれはクズだって思っている人物は誰でしょう?」
ロンは宿題を片付けると、ハーマイオニーの口真似をしながらそう言った。
「もしかして、ドラコの事を言ってるの?」
「モチのロンさ!アイツが言っただろう?「次はお前達の番だ。この穢れた血め」って。アイツを見ただけで判りそうなもんだろ。」
確かにドラコはマグルを毛嫌いしている。スリザリンの考えにも近いだろう。
だが、彼に人を殺めるような事は出来るのだろうか…
もし引き受けてしまったとしても、本気でそれをやろうとは出来ず、プライドや色々なものと葛藤し続けるタイプではないだろうかとレンは思った。
「マルフォイがスリザリンの継承者?」
ハーマイオニーもその点には疑問があるようで慎重になりながらそう言った。
「あいつの家族を見てくれよ…アイツの家系は全部スリザリン出身で、それを自慢してる。アイツならスリザリンの末裔でもおかしくない。アイツの父親はどっからどう見ても悪玉だよ」
「あら、それなら私にも当てはまるわよね。私の家系も母以外は皆スリザリン出身、それを光栄に思ってる人ばかり。純血を誇りにもちマグルやスクイブはカスだって思ってる人ばかりよ。」
レンがそう言うと、ハリーは失言だったと思ったようだった。
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