第13話
「でも、ハーマイオニー…どんなに色々と盗まなきゃいけないか判ってる?スネイプの個人用保管庫に入るの?…上手く行かない気がする」
ハリーがそう言うと、ハーマイオニーは本を閉じ、それを何故かレンに渡したので、レンはそれを受け取り、本を読み始めた。
「そう、2人とも怖気づいて辞めるというのなら、結構よ。私は今すぐにこの本を返しに行ってきます。2人ともご存知でしょうけど、私は規則を破りたくないの。けど、今起こってる事は、ややこしい薬を密造するよりとても悪い事だと思うの。2人ともマルフォイがやってるかどうか知りたくないなら、私はもうやらないわ」
「キミが僕達に規則を破れって説教する日が来るとは思わなかったよ」とロン。
「判った、やるよ…けど足の爪だけは止めてくれ。いいかい?」とハリー
「貴女も異議は無いわよね?」
ハリーとロンの後、少しの沈黙を保ち、ハーマイオニーがレンに確認した。
レンは本を読んでた顔をあげると小さく頷いて見せた。
別に、ポリジュース薬を作ろうと何しようと、レンは構わない。
ただ、ドラコが疑われているのだ…彼らが気の済むまで確かめれば良いと思った。
ドビーもマルフォイ家の屋敷しもべだとレンは知っていたので、それも少し気がかりだった。
「作るのにどれくらいかかるの?」
ハリーはレンがポリジュース薬のところを真剣に読んでいると思ったのか、レンにそう聞き、レンは慌ててそのページを開きながら、口を開く。
「満月草は…その名のとおり、満月の時に摘まなきゃいけないの…えっと…それから…そうね…クサカゲロウは21日間煎じなきゃいけないから…順調に材料が手に入れば、大体一ヶ月ね」
レンはそう言うと、本を閉じハーマイオニーにそれを返した。
「一ヶ月も?!その間にマルフォイが学校中のマグル生まれを半分くらい襲っちゃうよ!」
そうロンが叫ぶと、ハーマイオニーが睨みつけたので、ロンは慌てて言葉を付け加えた。
「まぁ…それが今のところベストな計画だよな!」
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