第14話
マダム・フーチのホイッスルで試合が開始されると3つの寮はグリフィンドールを応援していた。
事実、グリフィンドール選手が入場しただけで、凄い歓声が沸きあがったのだ。
試合が開始されると、ハリーは上空へとあがっていった。
それを追いかけるように黒い影が登っていく…
「ねぇ…おかしいわ」
「何が?」
「んー…ブラッチャーって一人の人を狙うように動くものなのかしら…」
「そんなのはありえないよ。」
ロンは試合を見ながら、見間違いじゃない?というが、レンにはどうも違和感を消し去る事は出来なかった。
ハリーはドラコの上空を飛んでいたが、ハリーの数cm横をブラッチャーが駆け抜け、それを追う様にジョージが飛びスリザリン生目掛けてブラッチャーを打った。
するとそちらの方に飛んで行ったブラッチャーだったが、大きく弧を描きながらハリー目掛けて飛んでくるのだ。
ハリーはそれを避け、ジョージが今度はドラコ目掛けて打ち飛ばす。
するとまたもや向きを変えてハリーの元へと戻っていく。
ハリーは猛スピードでグラウンドの反対側へと飛ぶとブラッチャーもそれを追いかけた。
「確かにアレはおかしいぞ!?誰かがブラッチャーに魔法をかけたんだ!」
ロンが叫んだ。
周りもなにやらざわめき始めている。
「スリザリン60対0でリードです」
大粒の雨が降り出すと、解説者のリー・ジョーダンの声が響き渡った。
するとすぐに「タイム」がかかり、グリフィンドールの選手がグランドへと降りてくる。
その最中、スリザリンからブーイングが飛んだ。
「こんなので、試合をし続けてたらハリーが危険よ」
ハーマイオニーは瞳を潤ませてそう言うと、レンも頷く。
こんな状態なら、大怪我をしてしまうかもしれない。
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