第14話
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レンはどうしたものかと、策をめぐらせながら空を見ていると、先生方が集まる観席にルシウスの姿があった。
“屋敷しもべのドビーって言うのが僕が手紙を受け取らないようにしてたんだ。僕がホグワーツに戻るのに問題があるみたいで…。”
そう言ったハリーの言葉が急に頭を過ぎる…
「まさか…」
レンはそう無意識に口にすると、席を立ち観席を繋ぐ通路へと降りて、ルシウスが居た方へと走り出す。
「ル、ルシウス…」
レンは息を乱しながら、スブ濡れの姿でレンはルシウスの名を呼んだ。
再び観席にレンが姿を出した時は、既に試合が始まっていて、レンは不安感でいっぱいだった。
「姫君…わざわざ私めに挨拶する為に此処まで…?さぁ、こちらへ…姫君にそうしていただけるとは、感激致しましたぞ」
ルシウスは自分の下へとレンを引き寄せると、魔法で服や体を乾かし雨がかからないようにしてくれた。
レンはそれに小さくお礼を言うとルシウスはなんだか嬉しそうだった。
ルシウスはそのままレンの肩を抱き、試合を楽しんでいた。
ハリーがブラッチャーを除ける為に変な飛び方をするのが面白いのだろう…。
「ねぇ、ルシウス…私…その…御願いがあるの。」
レンがそう言うと、ルシウスは珍しそうにレンを見て首を傾げた。
冷たい両目がしっかりとレンを捉える。
「姫君が私めに頼み事とは珍しい…私でよければ何なりと…何かございましたかな?」
「私…クレスメントの力をもっと理解したいの…それで…家にある本を読みたいなって思うんだけど…ドビーをお借りしてもいいかしら…?」
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