第14話
「今、ホグワーツは危険なのでございます!」
「秘密の部屋が開かれたから…ドビーはそれからハリーを守ろうとしているのね?」
ドビーは大きく頷いて見せた。
「ならば、ホグワーツを危険にしようとしているのは貴方がお仕えするお家の誰か…ってことよね?…貴方は、本来主人の命令がないと屋敷を出たりしないもの」
レンはそう自分の考えをドビーに言うと、ドビーはビクリと体を飛び跳ねさせた。
マルフォイ家の者が、ハリーを守るように命令したとは到底思えない。それがレンの考えだった。
「ドビーは言えないのです。言ってはいけないのでございます。お嬢様…どうかお許しを…」
ドビーがそう言うと、グランドの方から大歓声が巻き起こった。
きっと試合が終わったのだろうと、レンは思い、小さく息を吐いた。
「なら、私とドビーが…1人の人同士としての約束をしたいのだけれど…どう?」
レンがそう言うとドビーは首を傾げる。
「私はハリーと同じグリフィンドールよ。私はこれからも力の限りにハリーを守るわ。だから、ドビーもこんな危険な事はしないで欲しいの。貴方が傷つくのも貴方がハリーを傷つけるのも私は嫌よ。それにこんな事が家の人に知られたら、貴方はなにをされるか判らない」
レンはドビーの耳に顔を近付けそう呟くとドビーはハッとしたような表情を浮かべた。
もしかしたら、レンからそんな言葉が聞けるとは思っていなかったのかもしれない。
「お嬢様は…お優しくなられました…」
ドビーはそう言うと約束の提案に同意を見せるように大きく頷いて見せた。
「ありがとう…。それじゃ、今日あったことは2人だけの秘密ね。」
レンがそう言い笑みを浮かべると、ドビーも涙を浮かべたままニッコリと笑った。
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