第14話
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「大丈夫か?」
気付けばフレッドは少し先に居るメンバー達と一緒に歩いていて、レンの歩調に合わせて歩いていてくれたのはジョージだった。
「大丈夫。何でもないわ」
「最近さ、俺思うんだ。…レンの大丈夫は8割方当てにならない」
これは本当だぜ?とジョージはレンに向かってウインクした。
レンはそれに曖昧に微笑んで返すと、そのまま競技場の外に出て城へと歩こうとしたがそれをジョージによって止められる。
「どうしたの?」
レンがそう首を傾げると、ジョージは自分が羽織っていた上着を脱ぎレンに傘代わりのように被せると「走るぞ」と言い走り、レンもそれについていく。
無事に城の出入り口に着いた時は、レンは殆ど濡れていなかった。
「ありがとう、ジョージ」
「別に構わないよ、これくらい。元々俺はびしょ濡れだしさ」
「おーい、相棒!俺達、菓子とか持っていくから先に行っててくれ!」
少し離れた場所からフレッドがそう叫ぶと、ジョージは「判った」と返事を返し、そのままレンの手を取ると医務室へと歩いていく。
「あったけー」
「ある国では、手が温かい人は心が冷たいって言われてるのよ」
レンがそう言うと、ジョージは笑っていた。
「それでは試合中に活躍していた俺の姿を見ずにレンが何をしていたか話しても、俺はそれを寛大に許してやらなければならない。何故なら、今の俺は手が冷たいから心は寛大で温かい。」
ジョージはふざけて何処かの大臣のような話し方をし、レンの顔から自然と笑みがこぼれる。
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