第15話
レンはベッドから降りると、皆を起こさぬ様に寝室を抜け出し談話室へと降りていく。
「ジニー?」
談話室から外へと出ようと思った時だった。
ソファのところにジニーがこちらに向かって立っている。
「ジニー…どうしたの?」
レンがそう声をかけるが、返事はなく、なんだか様子がおかしい…。
レンはゆっくりと彼女に近付き、彼女の肩に手を添え、顔を覗き込む。
「ジニー…?」
そう声をかければ、その瞳はゆっくりとレンを捉え、次第にハッとした表情を浮かべる。
「レン…?…私…」
「ジニー…何かあったの?」
「判らないの…もしかしたら、ここで眠っていたのかも…夢とごっちゃになってるんだわ」
そう顔色が悪いまま言うジニーがレンは心配になり、彼女を寝室まで送り届ける。
改めて、冷たい気配を追おうと思ったが、その気配はもう既に感じなくなっており、レンは寝室に戻り瞳を閉じた。
「起きて…さぁ、起きるのよ!」
レンは意識があまり覚醒してない状態で誰かに手を引っ張られ無理矢理起こされる。
促されれるままに、レンは着替え寝室を後にすると、少し歩いた先に男の子の声がした
「レン、おはよう。君がこんな時間まで寝てるだなんて珍しいよな」
「あー…うん」
「あ、今は駄目だと思うわよ。この子、まだ寝てるから」
レンを起こした子がそう言うと、また手を引っ張られ、レンはそのまま歩いていく。
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