生徒達全員が集まるのに10分程かかったが、他の寮生徒も全員集まると、ダンブルドアは「皆は此処に今日一日泊まる事になる」と告げ全員分の寝袋を用意し、その場から先生達は皆姿を消して行った。
「行こう。」
ずっと隣に居たジョージは、近くにあった寝袋を掴み、レンにそう声をかける。
レンも近くにあった寝袋を掴むと、ジョージ、フレッド達と共に隅の方へと移動した。
ハリーとロン、ハーマイオニーも直ぐ側にいる。
ジョージが此処を選んだのは、きっとハリー達が側にいればレンが落ち着くと思ってくれたのかもしれない。
「シリウスはまだ城の中だと思う?」
ハーマイオニーの心配そうな声を聞きながら、レンは寝袋の中に潜り込む。
シリウスは此処にはもう居ないだろう。
魔力を探しては見るが、話していた時に感じた彼の魔力は近くに感じない。
きっと…暴れ柳の抜け道を通り、その先にある屋敷で身を潜めている事だろう…。
だが、シリウスは何故あんな事をしたのだろう…?
ハリーの命を狙っていないと言っていた…ならばなぜグリフィンドールに?
シリウスの目的のものがグリフィンドールに在るという事なのだろうか…。
「レン、大丈夫か?」
双子はレンを挟めば寄り添うようにして寝袋を並べ、そこに潜り込み、ジョージは心配そうに声をかけてくれる。
考え込んでいる姿が、何かに脅えていると思われたのかもしれない。