「ミス・クレスメント。こんな所で何をしているんですか?」
その声にレンは飛び跳ねその声の主を探した。
声の主はフリットウィック先生だった。
「その…箒を…」
レンはそれだけ言うと、集め終えた箒の残骸を、包んでいたマントを広げて見せた。
フリットウィック先生はそれに息を飲み、念の為にと杖を何度か振ってくれたが、その箒が元の姿に戻る事は無かった。
「あの、ハリーは…ハリーは無事なんですか?」
レンがそう聞けば、医務室にダンブルドアが運んだと教えてくれる。
レンはそれにお礼を言えば、医務室へと走った。

息を切らしながら医務室へ着けば、グリフィンドールのチームメンバーがベッドを囲むようにして、その中にロンとハーマイオニーも居た。
「あの…ハリーは?」
その声に全員がレンの方を振り向き、ジョージが泥だらけの姿でレンを手招きし其方へと行けば、ハリーは真っ青な顔で眠っている様だった。
「貴女、今まで…何処に居たのよ。」
ハーマイオニーは大粒の涙を零しながらレンを睨み、レンは「ごめんなさい」としか言えなかった。