時間を見計らって、昼食の時間に大広間に向かうと各僚のテーブルは、また壁に立てかけられて大広間の中央にテーブルがひとつ、食器が人数分用意されていた。
食欲は無かったが、ダンブルドアから、プレゼントに添えられたクリスマスカードに「今日の昼食は一緒に食事をしよう」と一言添えられていたのだ。
ダンブルドア、マクゴナガル、スネイプ、スプラウト、フリットウィックの諸先生が並び、管理人のフィルチ、そして緊張でガチガチの1年生が2人、不貞腐れた顔のスリザリンの5年生が1人だ。
「メリークリスマス!」
丁度タイミングよく降りてきたレン達4人がテーブルに近付くと、ダンブルドアが挨拶をする。
「これしか居ないのだから、各寮のテーブルを使うのはいかにも愚かに見えたのでの…さぁ、お座り!」
レン達はテーブルの隅に並んで座った。
クラッカーを!とダンブルドアがはしゃいで大きな銀色のクラッカーの紐の端の方をスネイプに差し出した。
スネイプは渋々受け取ってそれを引っ張ると、大砲の様な大きな音がしてクラッカーは弾け、ハゲタカの剥製を天辺に乗せた、大きな魔女の三角帽子が姿を現した。
ボガートの事を思い出したのだろう、スネイプは唇をぎゅっと結び、帽子をダンブルドアの方へと押しやれば、ダンブルドアは直ぐに自分の三角帽子を脱ぎ、全員分現れたその帽子を被ってはにっこりと笑う。
そしてダンブルドアは、レンを見つめレンも微笑み返してその帽子を被った。
「ドンドン食べましょうぞ。」
ダンブルドアはニッコリと皆に笑いかけながら促した。
「調子はどうかの?」
ダンブルドアは食事をしながらレンにそう声をかけ、レンが不思議そうに首を傾げれば、ダンブルドアはニッコリと微笑んだ。
「最近食事の席にキミの姿を見る事がなくなってしまっていたからの。来てくれるか少々不安じゃったのじゃ。」
「大丈夫です、ダンブルドア先生。」
レンがそう言えば、キラキラと輝くブルーの瞳がレンをじっとみつめるとニッコリと微笑んでいる。
レンはダンブルドアのこの瞳が大好きだった。
水面に反射する光の様にキラキラとしていて、とっても綺麗で…でもその反面、心の中までダンブルドアに見られている様なそんな気持ちに陥る事もある不思議な瞳だ。