「僕も一緒について行っても良い?」
「もうファイアボルトは良いの?」
「コイツが入荷してから毎日見てるんだ。これからも見る機会はあるし…」
レンはソレを聞くとクスクスと笑った。
「随分お熱なのね」
そう言えば、ハリーは少し恥ずかしそうだった。
「それじゃ…始めにローブを仕立てに行っても?」
レンがそう言うと、ハリーは頷き歩調を合わせてレンの隣を歩き始めた。
「ハリーって結構身長伸びたのね」
「あーあまり実感はないけど、伸びたみたい。ローブの袖丈とか裾が10cmくらい短かった」
「もう追いつけないわね…この前まで同じような身長だった気がしたのに」
そう言うと、ハリーはクスクスと笑っていた。
「レンはそれくらいが丁度良いと思う。」
「チビが似合うって言いたい?」
「違うよ。女の子はそれくらいが可愛いもの。」
おかしそうに笑いながら言うハリーに、レンは僅かに頬を赤らめてしまい、またハリーが笑い声を上げ、レンは思わず笑ってしまった。
お店に入るとレンは寸法を測られていた。
成長期で、ハリーの身長が伸びたのと同じ、レンの体も随分と女の子らしくなってきていたし、身長も少しだが伸びたので作り直してもらう必要があった様だった。
店主もレンが当主になった事で、態度がまた変わった一人だった様で、それにハリーは少し驚いていたが、レンはもう気にしないようにしてた。