クルックシャンクスはニーズルという生物と猫のハーフなのかもしれない。
ニーズルとは猫に似た小型の生物で、とても大きな耳とライオンのような尾を持ち、攻撃的になる事もある生物。
信頼に足りる人物かを見極める能力に優れている為、人にあまり懐かない代わりに懐くと素晴らしいペットとなる。
ニーズルの能力としては怪しいものとかを見分けたり、道に迷った時とか道案内してくれたり、助けなく自ら問題を解決する能力に優れた頼れる存在となる。
どれも全てクルックシャンクスに当てはまるのだ…。
クルックシャンクスは見た目からいい、猫とニーズルのハーフだとレンは確信を持った。
日曜日の朝。
レンとハーマイオニーは少し早めに朝食をとっていた。
あれからハーマイオニーはレンと一緒に行動する事が多くなった…と言うよりも、ハーマイオニーはレンが動くのが判ると呼び止め一緒についてくるのだ。
あの日…ハグリッドの小屋で聞いてしまったハーマイオニーの引っかかっている部分は、レンがクルックシャンクスの無実を信じた事により無くなった様だった。
「ハーマイオニー。今年はそれでも良いかもしれないけれど、来年はもう少し考えて授業をとった方が良いわよ。最近のハーマイオニーは目の下に隈がずっとついているもの。」
食事を取りながらレンがそう言えば、ハーマイオニーはとんでもない!という表情を浮かべたが、直ぐに何かを考えるように黙ってしまった。
「レン、食べ終わったならもう行きましょう?一度図書館に寄りたいの。一緒に来てくれる?」
ハーマイオニーの誘いにレンは小さく頷きその場を後にする。
図書館に寄ればハーマイオニーは魔法生物の書物を探して本棚の方へと消えていく。
確かハグリッドの授業の宿題は終わっている筈だ…。
何か気になる事があったのだろうか…
レンはそう思いながらもその姿をボーッと目で追っていた。
「あのね…」
ハーマイオニーは、レンが座る席の側に戻ってきて暫く本を読んでいたと思えば、窓の外の風景に視線を向けたままだったレンに声をかけてくる。
「ん?」
「実は…バックビークが裁判にかけられるの。ハグリッドはレンが理事達に話してくれたりしてくれて助けてもらったからこれ以上迷惑をかけたくないから黙っていてくれってそう言っていたから言えなかったの…」
ハーマイオニー達はレンと言い合いをした次の日にその事を聞き、調べていたとの事だった。