「なんとなく、さ。一緒に居ても良いか?」
「どうぞ?」
レンがそう言えば、ジョージは微笑み小屋の扉の所にある階段に腰掛け、手に持っていた物を広げた。
「お土産。一緒に食べようぜ?」
その言葉にジョージの手元を見れば、色とりどりのお菓子が広げられていた。
それがなんだか嬉しくなり、レンは笑みを浮かべればジョージのすぐ側に立ち、無難そうなお菓子を手に取り口に運んだ。
「美味いだろ?なんてったって俺のお勧めシリーズだからな。」
「えぇ、美味しいわ。有難う」
ウインクをして自慢げに言うジョージにそう返せば、なんだかジョージは調子が狂った様で、少し頬を紅く染めて頬を掻きながらそっぽを向いてしまった。
丁度その時、ファングがまた棒を拾って帰ってくると、今度はそれをジョージが受け取る。
「拾えるもんなら拾ってみな。」
そう意地悪そうな笑みを浮かべ力の限りに棒を投げればファングはワンッと吠え、また棒を追いかけて何処かへと消えて行ってしまった。
「なぁ」
「ん?」
「ハリー達と喧嘩したろ?」
ジョージはレンの隣に立ち小屋の壁を背凭れにし、クスクスと笑いながらレンにそう問いかけるとレンは驚いた。
「見てれば判る。」
本当にこの人は人の事をよく見ているなぁと感心させられてしまう。
「元気付けようとして、早めに帰って来てくれたの?」
「見送ってる時とかさ、レンが1人だったから一緒に居たくなって。元気付けるのはそのついで。」
ジョージはレンの腰を抱き締め側へと引き寄せる。
寒さで冷え切った体に、直ぐ側に感じる温もりは心地良かった。