「どうして…?」
「知ってるか、か?…レンが1年の時に知った。ちょっとマルフォイとあって聞きだしたんだ。」
レンは開いた口がそのまま塞がらずにぽかんとしたままジョージを見つめていれば、ジョージはそれを笑いながら話を続けた。
「そりゃ初めは驚いたさ。どうしたら良いんだろうって思った。それが自然とお前と距離をとるようになった時もあった。…けどさ、ある時気付いたんだよ、俺達にはレンが居ないとなんか物足りないって。」
「達?」
「フレッドも知ってる…あー正確にはフレッドが聞きだして俺が聞いたんだけどさ。」
「それで…それでも、私が言う事を信じて殺人鬼を信じようとしてくれるの?」
レンは信じられないといった表情を浮かべる。
「信じて欲しいんだろ?」
「そうだけど…」
「言ってる事がバラバラだぜ?」
ジョージは可笑しそうにケラケラと笑い、レンは頭が真っ白になったようだった。何が起こっているのかさっぱり判らない。
「レンが始めからあっち側なら、俺達を殺す機会だって裏切る機会だって山って程あった。けど、そうせずにハリーと一緒にジニーだって助けてくれた。そんな大切な子が1人ぼっちになってまでも信じ続ける自体が、自分も信じてみても良いって思える理由にはなると思うぜ?無闇矢鱈と危険な者を信じる奴でも無いしな。…ハリー達もいずれ判ってくれる。今まで一緒にあの人と戦ってきたんだ、その絆がそんな簡単な事で切れたりしないだろ。」
自分の中では大きな事が、ジョージには「そんな簡単な事」と言ってもらえたのが何よりも嬉しかった。
レンは瞳を潤ませながらニッコリと微笑んでジョージをきつく抱きしめてしまえば、驚き止まるのはジョージの番になった。
嬉しそうに「貴方にはいつも支えられてるわ。有難う。」とお礼を言いながら身を離してジョージを見上げると、ジョージは照れた様に紅くなりながら頬を掻いた。