第31話
「さぁグリフィンドールの登場です!」
いつものように解説役のリー・ジョーダンの声が響く。
「ポッター、ベル、ジョンソン、スピネト、ウィーズリー、ウィーズリー、そしてウッド。ホグワーツに何年に一度出るかでないかのベストチームと広く認められています。」
リーの解説はスリザリン側から大きなブーイングでかき消されてしまう。
「そしてこちらはスリザリンチーム。率いるのはキャプテンのフリント。メンバーを多少入れ替えたようで、腕よりもでかさを狙ったものかと…」
その解説でまたもやブーイングが巻き起こったが、レンも確かにそうかもしれないと思った。
皆がっしりとした体型で、ドラコが一番小さく見えてしまう。
フーチ先生がグランドにでくると選手達に声を掛ける。
その命令に従うように選手達が動けば、試合は直ぐに開始された。
14本の箒が一斉に飛び上がる様は、見ていて思わず歓声を上げてしまうほどだ。
ハリーはまるで籠から出してもらえた鳥のように嬉しそうに大空を飛び立っており、レンもなんだか嬉しくなってしまう。
「さぁグリフィンドールの攻撃です。グリフィンドールのアリシア・スピネット選手、クアッフルをとりスリザリンのゴールにまっしぐら。いいぞ、アリシア!アーっと駄目か…クアッフルがワリントンに奪われました。スリザリンのワリントン、猛烈な勢いでフィールドを飛んでいきます…」
するとジョージがブラッジャーをワリントン目掛けて打つと、ワリントンはクワッフルを落としてしまう。
それにレンは思わず歓声を上げてしまい、ロンとハーマイオニーがレンを見てニヤリと笑むとレンは思わず顔を紅く染めた。
ジョージの活躍がこんなに嬉しかったものなのかと思えば、ロンは「うんうん」と嬉しそうにレンの肩を叩いた。
レンがクィディッチを楽しんでいると思いそれが嬉しかったのだろう。
その後も試合は順調に進み30対10でグリフィンドールがリードし続けると、試合はどんどん泥仕合となっていく。
スリザリンがクアッフルを奪うためには手段を選ばない…そんな戦法に出たのだ。
ブラッジャーと間違えたとアリシアの頭を棍棒で殴ったり、それはもう酷いものだった。