ジョージとフレッドも珍しく勉強している姿が見られた。
ジョージ達の学年になるとOWLという通称フクロウと呼ばれるテストが行われる為なのだという。
ある日、窓の外に羽音がし、そちらを見ればヘドウィグともう1匹の梟が室内へと入ってくる。
するとヘドウィグはハリーに、もう1匹はレンに手紙を渡し、来た道を戻って行った。
レンは手紙の中身を確認すれば、それはルシウスからだった。
『親愛なる我が姫君  控訴裁判は6日に決まりました。もし以前の様にお考えならばご連絡を。私はいつでも姫君の為を考えておりますので何か御座いましましたら遠慮なさらずに仰ってください。 ルシウス』
「ハグリッドからだ。バックビークの控訴裁判が6日に決まったって。」
レンは手紙の内容に考えさせられていれば、ハリーはロンとハーマイオニー、そしてレンに聞かせるようにそう言った。
「試験が終わる日だわ。」
「皆が裁判の為に此処にやって来るらしい。魔法省の誰かと死刑執行人が…。」
「控訴に死刑執行人を連れて来るなんて!まるで判決が決まってるみたいじゃない!」
ハーマイオニーは驚き顔をあげてそう言うえば「そうだね。」と何か考えているようにハリーが答える。
「そんな事させるもんか!僕達は長い間アイツの為に資料を集めてたんだ!なぁ、レン?」
ロンはレンにそう声をかけるが、レンから返事が返ってくる事は無かった。
彼女は手紙を握り、今もまだ考え事中だ。
ハリーはその様子が気になりレンの側まで来ると、握られている手紙を抜き取ってはその内容に手紙をビリビリに細かく引き裂いては暖炉の中に投げ入れてしまった。
「レン、それだけは駄目だよ。絶対に。」
「受けたら嫌いになる?」
「そんな疑問は無意味さ。だって、受けさせないもの。」
ハリーのその言葉にレンは小さく溜息を吐きながらも返事を返す事は出来なかった。
ハリーの言葉とルシウスの言葉が頭の中を木霊していた。