週明けの城は試験が始まり異様な静けさに包まれていた。
月曜日の午前中は変身術のテストで皆疲れきった表情をしながら昼食を取った。
テスト内容はティーポットを陸亀に変えるというものもあり、皆にとってそれが難しかった様だ。
昼食後は呪文学のテスト。元気の出る呪文がテストに出て、レンは難なくクリアできた。
そして次の日は魔法生物飼育学、魔法薬学、天文学。
魔法生物飼育学は試験監督のハグリッドが、心ここにあらず状態だった為、フロバーワームが一時間後も生き続けていれば合格という至極簡単なテストだった。
魔法薬学は混乱薬を作る事だった。
レンが薬を煎じていれば、スネイプが側までやってきてその手順をじっと見てノートに何か書き込むとそのまま次の生徒の所まで歩いて行ってしまった。
その日の夜中に天文学の試験。
次の日は魔法史に薬草学。
その次の日…試験の最後から2日目、木曜日のテストはリーマスの闇の魔術に対する防衛術だ。
リーマスのテストは独特で戸外で障害物競争の様だった。
水魔のグリンデロ−が入った深いプールを渡り、赤帽のレッドキャップが多く潜む穴だらけの場所を横切り、道に迷わせようとするおいでおいで妖精のヒンキーパンクをかわして沼地を通り抜け、最後は真似妖怪ボガートが潜む大きなトランクに入り戦って出てくればゴールだ。
ハリーはこの全てを難なくこなし、ロンはヒンキーパンクで、ハーマイオニーはボガートで失敗をし、次のレンが終わるのを待っている様子だった。
レンはボガートまでは難なくこなし、トランクの中へと入れば、ボガートは1人の女性の姿になった。
それはとても予想外の事で、レンはきっと大切な人達の亡骸に変身するだろうと思っていた。
が、その女性はレンが知る、どの友人にも当てはまらず、白に近いプラチナブロンドをなびかせた、とても美人な女性だった。