「闇の魔術に対する防衛術を教えるの?」
「不満かい?」
「いいえ、寧ろその逆よ。これからよろしく御願いします、ルーピン先生」
レンがそういえば、リーマスは少し擽ったそうだった。
そんな時、煙突の向こう側から訪問者を感じた。
そう、尋ねてきたのはあの二人だ。
「リーマス、ホグワーツの生徒が2人ほど訪問に来ているのだけど…平気?」
一応その場に居たリーマスに聞いてみれば、「それじゃ私は部屋で明日の準備をしているよ」と微笑みながら部屋に戻って行った。
レンはリーマスを見送ってから訪問を許可すると、煙突から華麗にある2人が飛び出してきた。
赤毛に背が高く、逞しい体つきで、同じ顔が二つ。
そう、フレッドとジョージだ。
「こんばんは。旅行はどうだった?」
レンがそう声を掛けたが、2人はレンの屋敷に夢中だった。
初めて来た時はレンが怪我をしていてゆっくり見られなかったのもあるのだろう。
大きな窓から見える広い庭、広いリビングに綺麗なキッチン。そんな家をぐるりと包むような深い森。
2人の様子にレンは苦笑しながら、再度「こんばんは」と声をかけると、それにやっと気付いた様だった。
「久し振り!元気だった?」
「まぁ…普通かしら」
レンがジョージの問いにそう答えると、フレッドが楽しそうに笑った。