「お変わりありませんか?」
パーシーだった。
彼はレンに手を差し出し握手を交わす。
「あら、ミスター・パーシー。私はお蔭様で元気よ。貴方は…随分と雰囲気が変わったようね」
レンがそう言えば、パーシーを見ていた双子がふざけ始めフレッドがパーシーを肘で押し退けてレンの前に現れる。
「麗しきそのお姿、そのお手に触れる事が出来、何たる光栄…」
フレッドは膝を付きレンの手を取り、甲に口付けをしながら大袈裟に振舞う。
「その高貴なるお声が一度発せられれば、そのお声に皆は平伏すしかございませぬ」
その隣にジョージが同じように膝を付きもう片手の甲に口付けを交わして大袈裟に振る舞えば、レンは苦笑しパーシーは顔を顰めた。
その様子を見てハリーとロン、そしてハーマイオニーも楽しそうに笑っていた。
「でも、パーシーったらどうしたの?」
「我らが誇らしき兄上様は、主席になられたのだ」
フレッドがそう言うと、パーシーはフンッとそっぽを向いてしまった。
皆が席に着くと豪華な食事が始まった。
レンは飲み物を飲みながらその食事に参加をさせていただき、ただ会話に混ざっていただけだった。
「一口食べる?」
と双子からの攻撃に柔らかく断りながらも「一口くらい食えよ」とチョコレートケーキをフレッドがフォークに指して口の前に持ってきたので、一口だけ頂いた。
「パパ、明日どうやって駅に行くの?」
その様子を見ながらフレッドがそう言うと、アーサーは「魔法省が車を二台用意してくれる」と答えた。