ダンブルドアはシリウスが居た部屋に鍵をかけて、そのまま何処かへとゆっくり歩いていく。
「スネイプ先生はキミを庇い、シリウスを捕まえようと動いたのをハリー達はシリウスの錯乱の呪文にかかっており、自分とレンの行動を妨害したと進言した。流石にクレスメントの当主が錯乱の呪文にかかったでは通用するとは思ってはおらんのじゃろう。」
「先生は私達を信じてくれていますよね?」
「勿論じゃとも。キミも判っているじゃろうが、シリウスの無実を世間や魔法省に認めさせるにはペティグリューの存在が不可欠じゃ。さぁ、少しお休み。目が覚める頃には解決しておろう。今のレンに必要なのは休息じゃ。よいな?」
「でも先生…もし吸魂鬼のキスが執行されなくても、シリウスがアズカバン送りになったら…私、アズカバンまで行って、シリウスと逃亡生活をします。もうあの人1人を苦しませ続けたくはないもの。」
「大丈夫じゃよ、そうはならぬ。まぁ暫くの間逃亡生活はしてもらう事になるやもしれんがの。」
ダンブルドアはそう言うと安心してお休み。と優しく言い、レンは渋々頷けば、ダンブルドアは優しく頭を撫でてから、レンの瞳を手で覆う…すると、レンは不思議と担架に倒れるようにそのまま意識を手放した。
レンが次に目を覚ました時は、ダンブルドアのいう通り事は解決していた。
ハリーとハーマイオニーは、一度レンが感じた通り逆転時計で時間を遡り、バックビークを助けた後、バックビークに乗り空からシリウスを助け、そしてシリウスはバックビークに乗って逃げたのだと、ハリーが教えてくれた。
レンが目を覚ました時はもう夜で、ロンとハーマイオニーからは寝息が聞こえる。
「レン、ごめん。また酷い事を沢山言って、信じてあげられなかったし…怪我までさせちゃった。」
「良いの。気にしてないわ。…シリウスを信じ、助けてくれただけで私は満足よ。」
レンはハリーを安心させるようにニッコリと微笑めば、ハリーも釣られるように微笑む。
「それで…僕も一緒に暮らしても良い?僕、一緒に暮らしたい…レンやシリウスと血の繋がりがなくても家族になりたいって思うしなれると思うんだ。嘘じゃないよ…?本当にそう思う。」
「私がハリーのお姉さんだったら良いわよ?」
レンは冗談ぽくそう言えば、ハリーは笑った。