「ハリーと家族で兄弟なんて素敵だけれど…けれどね、私の父は…。」
「レンのお父さんはシリウスだよ。…それで良いし、それが事実だ。だって僕達は去年ヴォルデモートの若い頃に会ってるけど、そんな姿よりも、レンが悪戯っぽく笑った顔がどこかシリウスに似てるって思うし。」
その言葉に思わずレンは自分ベッドを抜け出してハリーに飛びつききつく抱き締めれば、ハリーは驚いたようにしていたが、ゆっくりとレンの背を撫でてくれる。
「…有難う、ハリー。…一緒に暮らすの、リーマスも良い?…リーマスは私のお兄さんみたいな人なの…ずっと私を見守ってくれて支えてくれた…。」
レンのその言葉にハリーは頷いて見せ、レンは嬉しそうに微笑んだ。
「僕、レンの事大好きだし大切に想ってるんだ。あんな事をした後じゃ説得力ないけど…。もう2度とレンを疑ったりしないって誓うよ。…酷い事も沢山言ったりして怪我までさせて…本当にごめん。これからも親友として家族として、仲良くしてくれるかい?」
「勿論。気にしていないわ。」
「有難う。」
「これから先、きっとまたこうして喧嘩する時があるかも知れないけど、こうして仲直りできるようになればいいわね。」
「僕はもうレンと喧嘩なんて嫌だよ。だって、レンは怒ったら怖いもの。」
そう少し悪戯っぽく言うハリーにレンは思わず笑い声を上げ、ハリーも同じように笑った。
レン達が退院したのはその日の昼だった。
ハーマイオニーは目を覚ましてから何度かレンに何か言いたげにしていたが、その都度何かしら邪魔が入ってしまっており、レンはあれから2人と話をする事は出来なかった。
退院の許可が降りハリー達が医務室を出ていき、ハリーはレンを待とうとしたが、マダム・ポンプリーはまだ彼女は診察が残ってるといい3人を先に行かせる。
マダム・ポンフリーはレンの傷を再チェックすれば、今度こそOKをだしてくれ、レンは医務室を出ればリーマスの所へと向かった。