「あ…本当に居た。」
目を擦りながら湖の畔にくれば赤毛が2つとドレッドヘアーが1つ寝転がっており、それにレンは思わず声を漏らせば3人はそちらに視線を向けきょとんとしていた。
「なんだ、俺達を探してたのか?」
「いいえ、全然探してないわ。」
そのきっぱりはっきりとした返答に身を起こしかけていた3人は綺麗にずっこけ「なんだそりゃ」と声を上げて笑う。
「…3人の所へ遊びに行っておいでってルーピン先生に追い出されたの。OWL試験が終わった頃だからきっと今頃、ここで羽を伸ばしてるよーって。」
「そうだったのか。」
「俺、あの先生好きだぜ。」
「あぁ、俺も。」
「俺もだ。俺達の気持ちをよーーーく、判ってくれてる。」
そういう3人にレンがまた気持ちが沈むのが判る。
「でも今日で辞任したわ。もうすぐお城から出てってしまうか、もういないかもしれない。」
「「「なんだって!?」」」
3人が声を合わせて言うも、空いている所に体育すわり、ぶすっとしているレンの表情や泣き腫らせた顔に何があったかを察した様だった。
「多分スネイプだと思うけれど、誰かがうっかり先生の秘密をバラしてしまったんですって。…そんなのなんて事ない事なのに。」
「それで我らが姫君は、泣き脅しで止めようとした訳だ?」
「ううん。それとはちょっと違う事で泣いたの。」
「レン、そういう時は我慢せずに吐き出しちまえ。」
「あぁ、そうしたら案外スッキリするもんだ。」
「俺達はなーんも聞かなかったことにしといてやるからさ。」
双子の後に続いてリーがそういうとレンは3人の顔を見つめてから、湖に視線を向けると大きく息を吐いた。
「何も変えられなかった…何も護れなかったの…もうこんなふうに後悔しないで済むくらいに聡く強い人になりたい…」
瞳に涙を浮かべた涙を溢れさせて言えば、ジョージはレンの髪を少し乱暴に撫でくりまわし、フレッドがその腰を抱くと、リーは背後から抱き着いては、レンを慰める様に温もりを分けてくれ、その優しさにレンはもっと溢れそうになる涙を必死に堪えていたが、「出遅れた」とぼやいたジョージに男2人はニヤリと笑う。
「そういや、怪我して入院したって聞いたけど大丈夫なのか?」
「問題ないわ。」
鼻を啜りながら「ほら。」と服を捲ってお腹を見せれば、ジョージは慌てて顔を背け、フレッドは声を上げて笑い、リーはそっと服を元に戻させ、レンはそれに不思議そうに首を傾げてしまう。