第40話
次の日はとうとう家へ帰るホグワーツ特急に乗っていた。
今年は多くの事があり、色々と勉強させられた…。
レンはそう思えば小さく溜息を吐いた。
出来れば、今回のような大変な事はもう遠慮願いたい…レンはそう願った。
同じコンパートメントには、ハリー達がいた。
主にロンとハーマイオニーが話している様だった。
「私今朝、マクゴナガル先生にお目にかかったの。私マグル学を辞めることにしたわ。」
「キミ、100点満点中320点でパスしたじゃないか!」
「そうよ。でもまた来年も今年みたいになるのは耐えられない。逆転時計、あれは気が狂いそうだったわ。だから返したの。マグル学と占い学を落とせば、また普通の時間割になるし。」
「それにしても、キミはずっと逆転時計のこと言わなかったんだもんなぁ。信じられないよ。」
友達じゃないかとロンは膨れっ面でハーマイオニーと話している。
ハリーもなにか考え事をしているのか静かに2人の話を聞いている様だった。
レンは何となくあのまま3人とはあまり話していなかった為、あまり会話には混ざろうとしなかったが、3人はレンが1人の時を見つければ、側に居ようと何故か心がけている様だった。
「言ってはいけないって言われていたの。」
そのハーマイオニーの言葉を聞きながら、レンはハリーを見つめれば、その視線に気付いたのか、ハリーは外を見ていた顔をレンの方に向けて不思議そうな表情をした。
「ハリー…大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。休暇の事を考えていただけさ。」
「うん、僕もその事を考えてた。ハリー絶対に僕達の所に来て泊まってよ。僕、パパとママに話して準備して、それから話電(フェリトン)する。話電の使い方がもう判ったから…。」
「ロン、電話よ。貴方こそ来年はマグル学を学ぶべきだわ。」
ロンは、聞こえないフリをした。
「今年の夏はクイディッチのワールドカップだ。どうだいハリー?泊まりにおいでよ。一緒に見に行こう。パパは大体役所から切符が手に入るんだ。」
このロンの言葉はハリーを元気付けるには効果覿面だった。ハリーは凄く喜び、元気そうに午前中を過ごし、いつもの様にカートが来れば、何もいらないと言うレンに、いつもと同じ様に多めに買っちゃったとレンの前に食べ物を置き、皆は楽しくランチを過ごす。
だが、チョコレートだけは抜きだった。