まだ興奮してホーホー鳴いている梟をしげしげと見つめていると思えば、それから驚く皆の目の前でその梟をクルックシャンクスの方に突き出し臭いを嗅がせた。
「どう思う?…間違いなく梟なの?」
ロンはクルックシャンクスに聞けば、クルックシャンクスは満足気に喉をゴロゴロと鳴らした。
「僕にはそれが十分な答えさ。コイツは僕のものだ!」
ロンは嬉しそうにその梟を抱き締めた。
「良かったわね。念願の梟。」
「うん!これを使ってレンにも手紙を書くよ。受け取ってくれる?」
「えぇ、待ってるわ。その時はその子の名前もちゃんと書いて頂戴ね?」
「うん、判った。…それと…その…今まで酷い事言ったりやったりした事も許してくれる?僕達友達だよな?僕達の前から消えたりしないよな?」
「私もごめんなさい…酷い事を沢山言ったわ…最初のレンを信じられる様な気がしたあの時に、そのまま信じなかったんだろうって何度も凄く後悔したの。…絶交なんて言ったけれど、もう一度お友達になって欲しい。都合のいい事ばかり言ってるのは判ってるのよ…?」
ロンの謝罪に続いてハーマイオニーも一緒に謝罪し不安げにレンを見る中、レンはハリーがこちらを見ているのに気付き視線を合わせれば、ハリーは皆も同じ気持ちだよと言いたかったのだろう、微笑んで見せると、レンはロンとハーマイオニーに背を向ける様に窓の方を向いた。
「どうしようかしらね。」そう言うと、ハリーに見える様に小さく舌を出し、悪戯っぽく笑ってみせる。
ロンとハーマイオニーは、レンの言葉にショックを隠せない様子であからさまに落ち込めば、ハリーは声をあげて笑ってしまい、ハリーはどうやって許してもらったんだよ…!と恨めしそうにロンが見つめていた。
「レンは怒ってないよ。始めから…そうだろう?」
「えぇ。元々の原因は私にあるわ。…それに、シリウスを信じてくれた。それだけで十分。近付くなー!なんて言っていた人が私の隣に座ってくれているんだもの、他に何を期待して?」
レンはそういうと、ロンを見てはニヤリと笑い、ロンはそれに少し頬を紅くした。
「私も2人に酷い事を言ったから、謝らなきゃ。」
「ううん、ああ言われて当然だったんだ。」
「私もよ。あんな肩書きだけで決めつけてしまった。レンの事を血だけで信じようともしなかった。」
「そもそも2人が信じようともしなかったのは、僕が原因だよ。僕が2人が来た時にレンが裏切り者だって言ったから…」
「それでもレンが杖を返してくれて、攻撃する訳じゃなく3人一緒の所に移動してくれた時に目を覚ますべきだったわ。」
2人が交互に自分の悪かったところをどんどんと語り始めレンは苦笑してしまう。