ベッドにレンと一緒に座ると、ハリーは極力大きな声を出さないように気をつけながら楽しそうに話してくれていた。
それにレンは小さく微笑みベッドを立つ。
「ハリー…他にもプレゼントが届いたみたいよ?」
月明かりに照らされて3羽のフクロウが飛んでいたのが目に入るとレンはそう言いハリーもそれを見た。
「夜も遅いし、一度私は帰るわ。また逢いに来るわね」
レンはそう言うとハリーは少し寂しそうにレンを見ていたが「うん」と小さく返事をし、レンはそれを確認すると窓から飛び降り、そのまま自宅へと戻った。

それからレンは新聞でシリウス・ブラックの脱獄を知ると、覚えたての魔法で犬に変身してから辺りを走り回っていた。
母とシリウス・ブラックは親友だったらしい…もしかしたら母が使っていたこの屋敷に来るかもしれない。
そんな淡い期待があったのだ。
その日も走り回り疲れてしまいいつの間にかソファの上で眠っていた。
ドンドンドンッ!
そんな慌しく扉が音を立てたので、レンは飛び上がった。
何かと思い辺りを見渡せば、マグル側の出入り口だ。
レンはローブを羽織り直し、ゆっくりと扉を開けると、そこに立っていたのはハリーだった。
ご丁寧にホグワーツへ行くトランクセットを持ってきている。