「さしずめ、また何か危険な事をしたのでしょう?」
マダム・ポンフリーはハリーとレンの間で屈みこみ2人をまじまじと見ていた。
「ポッピー、吸魂鬼なのよ」
マクゴナガルがそう言うと、マダム・ポンフリーは不満そうに声を出した。
マダム・ポンフリーはレンの熱を測り、脈を取る。それをし終えると同じ事をハリーにもし始めた。
「倒れるのはこの子だけではないでしょうよ。この子達はすっかり冷えきってます。恐ろしい連中ですよ、アイツラは。元々繊細なものに連中がどんな影響を及ぼす事か…」
「僕、繊細じゃありません!」
ハリーは反発したが「そうでしょうとも」とマダム・ポンフリーは流してしまった。
マクゴナガルはどんな処置が必要かと、マダム・ポンフリーに聞いたが「取り敢えずはチョコレートを食べさせないと」と言う。
「もう食べました。」
「ルーピン先生が、皆に配ってくれたんです。同じコンパートメントにいた生徒達に」
「本当に?それじゃ、闇の魔術に対する防衛術の先生がみつかったのね。治療法を知っている先生が…」
そうマダム・ポンフリーはとても満足そうだった。
「ポッター、クレスメント。貴方達は本当に大丈夫なのですね?」
2人とも「はい」と答えた時だった。
「ミス・クレスメント、貴女はまた吸魂鬼の影響を受けたんじゃありませんか?ポッターと同じ時に影響を受けたとしては体温が下がりきっている。」
「少しだけ…門のところにいた吸魂鬼と目が合ったような気がして…そうしたら一気に冷たくなりました。だけど大丈夫です。汽車の時とは違います」
レンはそう言ったがマクゴナガルは疑わしい視線をレンに向けた。
「ポッターは扉の前で待っていなさい。グレンジャーと時間割についての話があります。クレスメントは一度医務室へ行き処置を受けなさい。良いですね?」
その後レンはマダム・ポンフリーに連れられて医務室に向かった。