その後直ぐに授業は終了となり、4人は無言で教室を後にした。
その後の変身術の授業で、マクゴナガルが、トレローニーは毎年死の予告をするが、それは当たった事がないとキッパリと言い切ると、ハリーの気持ちは大分楽になったようだった。

昼食を大広間でとっていると、ロンは未だグリムの事を気にしているようだった。
「ハリー…巨大な犬を何処かで見なかったよね?」
「うん、見たよ。ダーズリーの所から逃げたあの夜にね。」
レンの方を見てハリーがそう確かめるように言うと、レンも小さく頷く。
「けれどあれはただの犬よ。グリムっていうのは墓場に取り憑く犬。その辺の民家の車庫の間とかそんな所から現れたりしないわ」
レンがそう言い退けると、ハーマイオニーもハリーも笑っていた。
ロンはそれでも心配な様子で、占い学を否定するハーマイオニーと激しく言い合っていたが、考え方の違いだろうとレンはそれをあまり気にしていなかった。

昼食を済ませると、レン達は城の外に出て通い慣れた道程を歩いていく。
ロンとハーマイオニーの喧嘩は未だ収まっていないようで、未だに口をきかなかった。
「さぁ、急げ。早く来いや!」
ハグリッドが小屋の外で生徒ををまっていて、生徒の姿を見つけると大きな声でそう呼びかける。
レンはそれにニッコリし、少しだけ急ぎ足でそちらへ向かうと、ハリーがレンの肩を少し叩くのでそちらを見ると、顎である方を指す。
すると、そこにはドラコ達が居て、スリザリンとの合同授業なのだという事に気付くとなんだかとても嫌な予感がした。
「今日は皆に良いモンがあるぞ!すごい授業だぞ!皆来たか?」
そうハグリッドは嬉しそうに言うと、ついて来いという言葉を言い、森に沿って歩き始め、次第に牧場の所までやってくると、皆が柵の周りに集まった。
そこには何も生物らしい生物はいない…。