「ポッター、一人でブラックを捕まえようって思っているのか?」
「その通りだ。」
シェーマスがハリーにホグワーツから程遠くない場所でシリウスが目撃されたんだとハリーに声をかければ、ドラコはニヤニヤしながらハリーに声をかける。
「言うまでもないけど…僕なら既に何かやってるだろうな…ブラックを探しに行くね」
「マルフォイ、いったい何を言い出すんだ?」
ロンはドラコの台詞に乱暴に言い返せば更にドラコは意地悪く言葉を紡ぐ。
「ポッター、知らないのか?」
「なにを?」
「君は多分危ない事をしたくないんだ。吸魂鬼に任せておきたいんだろう?僕だったら復讐してやりたい。自分でブラックを追い詰める」
「ドラコ…いい加減にしなさいよ」
ハリーの怒りの気配を感じ、レンはドラコに背を向けたまま声を掛け、彼女の声が幾分か冷たいのに気付くとドラコはそれ以上言うのを止めた。
「材料はもう全部加えたはずだ。この薬は服用する前に煮込まねばならぬ。後片付けしておけ。後でロングボトムの薬を試すことにする」
レンはスネイプの言葉を聞くと、隅のほうにある石の水盤の所まで行って柄杓と手を洗った。
その後時間が来て、スネイプはネビルの薬をヒキガエルのトレバーに飲ませた。が、スネイプの予想通りには行かなかった。
トレバーはスネイプの手の上でポンという軽い音をたてておたまじゃくしになった。
スネイプはそれがとても面白くなさそうにローブのポケットから取り出した薬を飲ませてもとの姿に戻した。
「グリフィンドール5点減点。手伝うなといったはずだ。ミス・グレンジャー。授業終了」
「先生!」
ドラコが慌ててスネイプの方に駆け寄ると、スネイプに何か話しており、レンは何か言われる前にと、ハリー達と教室を後にしようとした時だった。