部屋を先に出ようとするリーマスに「最後にもうちょっとだけ甘えさせて」と顔を真っ赤にして言うレンに、リーマスは首を傾げるも頷いてくれ、そんなリーマスにほっと息を吐けば、彼にぎゅっと抱きつきその胸に顔を埋める。
リーマスの優しい香りが心を満たし癒してくれるようだった。
「ちょっと恥ずかしい事言ってもいい?」
「あぁ。構わないよ。」
「私…リーマスにこうするの、好き。リーマスは優しい香りと優しい温もりがして、なんだかとても落ち着くの。」
リーマスはそんな彼女を優しく撫でれば、レンはそっと離れ、二人とも部屋を出て、教室の所でリーマスにお礼を言うと別れた。
リーマスはとても不思議な存在だ。
先程まであんなに苛々していたのに、気が付けば上機嫌な自分がいる。
レンにとっては、とても大切な存在にいつもリーマスがいるのだった。
レンは椅子に座って、授業の開始をまっていた。
リーマスはどんな授業をするんだろう…リーマスの事だ、とても楽しいに違いない。
レンはこんなにワクワクしたのは久し振りだと思うとクスクスと笑った。
「良かった、機嫌直ったのね」
ハーマイオニーは教室に姿を現すと、レンの隣に腰掛け、彼女の様子を見るとホッと胸を撫で下ろす。
「さっきはごめんなさい」
「別に構わないわよ。それより凄く楽しそうだけど…何かあった?」
「ううん。授業が楽しみなの」
レンはニッコリと笑うとハーマイオニーはクスクスと笑う。
「まるで恋人と待ち合わせをしている様な顔してるわよ?」
ハーマイオニーにそう言われてレンは真っ赤になった。