「パーバティ、前へ!」
パーバティはそう言われると、ネビルと入れ替わるように前へ歩み出る。
するとスネイプがパーバティを睨み、今度は血まみれのミイラが立っていた。
「リディクラス!」
パーバティは難なく呪文を唱えれば、包帯が一本解けて、ミイラの足元に落ちる。
ミイラはそれに絡まって顔から先につんのめり頭が転がり落ちた。
「シェーマス!」
シェーマスはパーバティの前に躍り出ると、バチンっと音がし、一人の見知った女の子の姿になった。
床まで届く黒い長髪…ガイコツのような緑がかった顔の女の子…そう、パンジーだ。
彼女は口を大きく開くと、この世のモノと思えない声が部屋中に響いた。
レンは思わずそれに耳を塞いでしまう。
「リディクラス!」
急に声が止み、パンジーが喉を押さえる。そう、声が出なくなってしまったのだ。
それからもリーマスの指示の元色々な生徒がボガートの前に現れると、ボガートは休みもなく、ネズミになればシッポを追いかけて走り回り、ガラガラヘビになればのたれ打ちまわり、血走った目玉がひとつ…そして目玉が切断された手首になれば、ネズミ捕りに挟まれる。
そしてロンの番になれば、それは巨大な蜘蛛になった。
そう…去年出会ったアラゴグであろう…。
ロンの呪文によってアラゴグの脚が消え、巨大な体がゴロゴロと転がり、ハリーの目の前で止まった。
「こっちだ!」
リーマスはボガートとハリーの間に入ると、ボガートは銀白色の球がリーマスの目の前に浮かぶ。