きっと皆からは、リーマスが盾になり見えていないだろうとレンは思った。
あれは…月だ…リーマスは、月が怖いのだ…
どうして月が…?レンはそう思ったが「リディクラス」と面倒そうな声でリーマスの声が聞こえる。
月が風船に穴が開いたかのように室内を飛び回った。
「ネビル前へ!やっつけるんだ」
風船がネビルの前にやってくると、パチンッと音を立ててスネイプに変身する。
「リディクラス!」
ネビルは、今度はちゃんとその魔法を唱えれば、先程の女装スネイプが姿を現し、ネビルは楽しそうに笑い声をもらす。
するととうとうボガートは破裂し、何千という細い煙の筋になって消え去った。
「よくやった!ネビルよくで来たね。皆もよくやった。ボガートと対決をしたグリフィンドール生、一人につき5点ずつあげよう。ネビルは2回やったから10点だ。ハーマイオニーとハリー、レンも5点ずつあげよう」
「でも僕、何もしてません」とハリー
「ハリー、キミ達3人は、私の質問に正しく答えてくれたよ。」
リーマスはニッコリを笑みを浮かべてそう言った。
「よーし、皆、良いクラスだった。宿題だ。ボガートに関する章を読んでまとめを提出してくれ。月曜までだ。今日はこれでおしまい」
リーマスがそういえば皆興奮気味に職員室を後にした。
その中にまぎれるようにレンも一緒に職員室を後にしながら、考え耽っていた。
「ルーピン先生は…どうして水晶玉なんかが怖いのかしら…」
ラベンダーがふと考えるようにいうと、レンはなんだかホッとした。
あれが月に思えたのはどうやら自分だけだったらしい…。
「私だったら、水晶占いで占って出た最悪な結果の全てが、ぴったり当たってしまったら水晶を覗く事すら嫌になるわね。」
とレンは適当に言ってみせれば、それもなんだか怖いわねとラベンダーは納得してくれていた。