「それじゃお家に居ない事が多かった時は、準備もあったけど変身してしまう時期もあったのね。」
それにリーマスは肯定する様に頷いて見せた。
「なら、もう変身については心配しなくていいわ。」
そう言うとリーマスは不思議そうに首を傾げ、レンはそんなリーマスの前で犬に変身して見せ、その場で一回転してから元の姿に戻れば、リーマスは驚きを隠せない様子だった。
「その歳で、アニマーガスなのかい?」
「そうよ。ホグワーツの最初の授業でマクゴナガル先生が猫に変身するところを見せてくれて憧れてたの。本当は鳥になりたかったんだけれど…犬だったわ。ついこの間やっと変身できて、ハリーの誕生日プレゼントを犬の姿で持って行って驚かせてきたの。…あ、でも未登録だから内緒にしててね?」
思い出しては可笑しそうに笑うと、まだ驚いた表情でいるリーマスにきょとんとして首を傾げて見せた。
「驚いた…。君は変身術が得意なんだね。ハリーのお父さんでも3年を要したし、アクアは変身術が少し苦手だったみたいで5年生の時にやっと変身できる様になったんだ。」
「そうだったのね…ふふ、なんだかちょっと嬉しいわ。当時よりもっと解り易い本があっただけかもしれないけれど。」
それでも、だよ。とリーマスはどこか嬉しそうに言えば、レンの髪を優しく撫でて褒めてくれている様で、どこか擽ったかったけれど、なんだか嬉しかった。
「私、このままもっと沢山の呪文を勉強して力をつけたいの。もっと賢くなって…いつかヴォルデモートを倒すの。それで…」
レンが紅茶を一口飲んでからそう話し始めると、リーマスは髪を撫でながら優しい眼差しレンに向けながら話を聞いてくれていた。