第13話
その後も何事もなかった様に2人の時は動いていた。
リーマスの授業はたちまち生徒中の人気の授業となっており、ボガートの後は赤帽鬼(レッドキャップ)で、血の臭いのする所なら何処でも潜み、小鬼に似た性悪な生き物だ。
城の地下牢や戦場跡の深い穴などに隠れ、道に迷った者を待ち伏せて棍棒で殴るのだ。
レッドキャップが終わると、次は河童。主に日本という国の水に住む生き物で、見た目は鱗のある猿。
何も知らずに池の浅瀬を渡る者を水中に引っ張り込み水かきのある手で絞め殺したくてウズウズしているのだ。
それらを楽しい実習なども含めて教えてくれるリーマスの授業は皆のお気に入りだったがスリザリン生だけはそうではなかった。
どうやってリーマスを蹴落とそうと考えているらしく、彼の粗探しに夢中になっていた。
だが、リーマスにいくら聞こえるように貶そうが、なにをしようが、リーマスもそして他の生徒も気にする事はなかった。
その人気と反比例するようにハグリッドの授業は人気がなくなっていった。
と、いうのも、あの事件から自信がなくなってしまったらしく、レタス食い虫(フロバーワーム)に千切ったレタスを食べさせる授業しかしなくなってしまったのだ。
10月にもなれば、ハリーはクィディッチの練習で忙しくなり始め、授業以外で一緒にいる時間が少なくなってきた。
双子もハリーもこの時期になれば、更に瞳を輝かせてとても楽しそうにしている。
レンはそんな彼らの様子を見るのがとても好きだった。
今日もレンは談話室でロン、ハーマイオニーと共に暖炉近くの特等席で天文学の星座図を仕上げたり宿題をやりながら彼らの帰りを待つ。
談話室にある、くたびれた掲示板に「お知らせ」が貼り出されたのはついさっきの事で、談話室中がその内容にざわめいていた。