「ねぇ、レン。貴女本当に行かないつもりなの?」
「えぇ。」
レンは星座図を完成させると、ハーマイオニーの言葉に顔を上げて微笑したまま頷く。
「行っても行かなくてもあまり変わらないし…二人で楽しんでらっしゃい。」
ハリーが行けないうちは自分も行くつもりはない。とレンははっきりそう言えば、ロンも残念そうに溜息をついた。
「何があったの?」
「お帰りなさい、ハリー」
ちょうどその時、ハリーは談話室に練習から戻ってくると、談話室の騒がしさが気になったらしく3人にそう聞くと、ロンは掲示板の方を指差した。
「第一回のホグズミードだ。ハロウィーンにね。」
「やったぜ!」
同じように談話室に戻ってきたフレッドはロンの言葉に嬉しそうに声をあげ、ハリーはなにやら元気が無くなった様にロンの側の椅子に座った。
「ハリー、シリウスならすぐ掴まるわ。一度目撃されてるんだもの。そうしたら一緒にいけるわ」
ハーマイオニーはハリーの元気がないのを察するとそう声をかけるが、ロンはそうとも思っていない様だ。
「ホグズミードで何かやらかす程、ブラックはバカじゃない!次なんて永遠に来ないぜ?…ハリー、マクゴナガルに聞いてみろよ。」
「うん、そうしてみる。」
ハリーはロンのその言葉に頷くと、ハーマイオニーが咎める様な視線でロンを睨んでいる。