「病気なのかどうかは解らないけど、癒しの力を掛けたから…少しは体力が回復してるんじゃないかしら。本当に病気なら、ホグズミードの時とか他の先生とかハグリッドとか誰かに診てもらう事をお勧めするわね」
レンがそう言えば、ロンは小さく頷き寝室に戻って行った。
「レン、大丈夫か?」
「これくらいの怪我なら自分で癒せるし大丈夫よ。」
レンは自分の片手を淡く光らせ、傷口を覆い、光が消えた後自分の手を退かせば、噛まれた傷も綺麗になくなっていた。
それをジョージが見ると、口笛を鳴らしスゲーと声を漏らしていた。
次の日もロンとハーマイオニーの喧嘩は治まらなかった。
が、ハリーが変身術の授業の後、マクゴナガルに許可証のサインについて言葉を掛けたが、マクゴナガルはホグズミードに行く事に許可はしなかった。
その事に対して「ハリーはこれで良かったのよ」とハーマイオニーが言ったものだから、更にロンの怒りを買ったのだ。
レンは、そんな空気の中にいるのが嫌で、こっそりと1人ハグリッド所へと向かった。
特に用事がある訳ではないが、ハグリッドの様子が気になったからだ。
「あれは…」
ふと視線を向ければ暴れ柳のところに黒い影を見つけると、それは森の中に姿を消し、レンは無意識にだがその影を追った。
見た事があるその影が気になったのだ。