「まぁ…行きたくなったら、貴方達に抜け道を教わるか適当にサインを貰っていくわ」
そう言うとジョージは嬉しそうに微笑み、それに「良かったな、相棒」とフレッドが声を掛けた。
「なら、食事が終わったら俺らのとびっきりの物を見せてやるよ。それを見ながら一番良い抜け道を教えてやるさ。」
そういう彼の瞳はとても輝いていており、レンはクスッと笑みを零し小さく頷いた。
パーティの解散をダンブルドアが告げると、ジョージとフレッドはレンを間に挟み急ぎ足で談話室へと向かい、2人の足に追いつくのがやっとなレンの姿を見れば、フレッドとジョージは声をあげて笑う。
「少しは労わって欲しいものだわ。」
レンは談話室への一番近い上り階段を上りながらそう2人に告げれば、2人とも「どこどこ?」と労わるべき女の子を捜すフリをするので、レンは二人の肩を叩き「もうっ!」と言葉を漏らすも、ついつい笑ってしまう。
歩きながら談話室への肖像画の前に来ればその異変に3人は気付かざるを得なかった…。
絵は無残に切り付けられ、中にいる筈のレディが居ない。
「これじゃ俺達談話室に入れないじゃないか。」
双子は肖像画を無理矢理に開けようと試みるがびくりともせず、諦めては辺りを見渡し、何処かの絵にレディが居ないか探してみるが、それも見当たらない。