第21話
マダム・ポンフリーの所へ着けば、彼女の反応もまたレンとあまり変わらない反応だった。
きっとこうなるであろう事は予想できていたのかもしれない。
「対抗試合に立候補出来なかったのは残念だったと思うわ。けれどこれで良かったって私は思う。」
ベッドに座らされているジョージとフレッドの間に椅子を置きレンはポツリとそう呟けば、少々納得が行かないようにフレッドもジョージもレンを見ていた。
「今回の試合、嫌な予感がするの…もしこの予感が的中して、フレッドやジョージに何かあったら、私は悲しいもの。…それに、2人ならこんな試合よりも違う事で栄光に輝けると思うわ。私自信あるもの。」
レンはそう言うと、これから処置を行うから談話室に戻りなさいというマダム・ポンフリーの言葉に、レンは少しだけ2人に苦笑を浮かべれば「またね」と言い残し医務室を出ようと2人に背を向ける。
「レン!」
ハッとした様に双子が彼女の名前を呼び、レンは不思議そうに振り向けば、複雑そうな表情をする2人。
「どうしたの?」
「あー…」
「いや、何でもない」
「変なの。」
2人は顔を見合わせて小さく首を傾げ、レンはそれを見てクスクス笑うとその場を後にした。
大広間に戻り食事をとろうとも考えたが、それにしては時間が中途半端で、然程お腹も空いていないという事から談話室でゆっくりしようと考えたのだ。
寝室に戻り読む本を探せば、ベッドの上に書置きが1つ…
『私達、ハグリッドの所にいるわね。暇だったら来ない? ハーマイオニー』
まったくハーマイオニーらしい気遣いだと笑みを零せば、読もうと思っていた本を片手に、ハグリッドの小屋へと向かう。