「ハリー、本当かね?」
「はい。僕はゴブレットに名前を入れてはいません。」
「上級生に頼んで炎のゴブレットに名前を入れたのかね?」
「いいえ。」
ハリーは激しい口調で答えた。
「このいとも、このいとも、嘘吐いてまーす」
マダム・マクシームはレンとハリーを見て叫ぶ。
「この子が年齢線を越える事は出来なかった筈です。」
レンについては、とりあえず触れないようにしても、ハリーが自らゴブレットに名前を入れる事は出来なかったと主張するマクゴナガル。
「ダンブリー・ドールが線を間違えーたのでしょう。」
「もちろん、それはありうる事じゃ。」
マダム・マクシームが肩を竦めて言うのに対し、ダンブルドアは礼儀正しく答えた。
「ダンブルドア!貴方が間違いなどしない事は、貴方が1番良くご存知でしょう!」
「もし間違えていたのならば、今朝方17歳に満たない生徒が、老け薬を使って羊皮紙を入れようとした時に、弾き飛ばされる事だってなかった筈です。」
レンもはっきりとした口調でそう言えば、そうですともとマクゴナガルが同調した。
「全くバカバカしい!ポッター自身が年齢線を越える筈がありません。また上級生やミス・クレスメントを説得して代わりに名前を入れさせるような事もポッターはしていないと、ダンブルドア校長は信じていらっしゃいます。それだけで、皆さんには十分だと存じますが!」
マクゴナガルの怒った様な口調と視線に、カルカロフはバグマンやクラウチをみて、中立な意見を聞いたが、2人の意見はこのまま規則に従い進めるべきだという答えだった。
その後、遅れてきたムーディも、ハリーはそんな事はしないという意見で同意してくれた。
だが、ムーディは、ハリーを殺そうとしている人物がいるのではないかと、そう言う人物がゴブレッドに名前を入れたと考えるのが1番納得のいく考えだと主張したが、自分を殺そうとする企てを暴こうとしなければ気が済まない質だとカルカロフに言われ、その意見は却下されてしまった様だった。