第24話
数日経ってもハリーを取り巻く環境は、何も変わりはしなかった。
グリフィンドール以外の寮生は、ハリーが代表生に選ばれてしまった事を快く思っていない様で、嫌味な視線があちらこちらから突き刺さるようだった。
レンもハーマイオニーも出来るだけハリーと一緒にいる。
ハーマイオニーはロンに話しかけ、ハリーに同意を求めたりと2人を会話させようと頑張っている様だったが、それは無駄な努力だったようで、ハリーもロンも視線を合わせようとはしなかった。
だがロンはレンに言われた事が多少は気になっている様で、自分から何かを話しかけようとしては、数度口をパクパクとさせ、ハーマイオニーに話しかける…それの繰り返しな日々だ。
2年生の時、ハリーはスリザリンの継承者で生徒を襲っている犯人だと生徒の殆どが疑っていた時は、まだロンがいた。
寝室でも授業でも…何処でもロンが居たから、耐えれる部分もあったのだろう。
だが、今度はそのロンもいない…。
四方八方からの冷たい視線…合同授業でハリーが失敗すれば嘲笑うような笑い声…
レンは自分がされている訳でもないのに、胸が締め付けられるように悲しく辛かった。
そんな中、暫く経ってもシリウスから返事が届く事はなかった。
シリウスから手紙が来れば、ハリーの心を少しは癒す事も出来るんじゃないかと考えたのだが…それも叶わない。
大半の生徒からの嫌味な態度にプラスし、占い学ではトレローニーが自信たっぷりにハリーの死を予言し、いつもなら悪態をつくロンは、顔色を悪くさせていた。
その他フリットウィックの授業では、呼び寄せ呪文を学んでいたが、ハリーは調子が出ないのだろう…ネビルと共に特別に宿題を出されてしまい、惨めそうな表情をし、2時限続きの魔法薬学はハリーにとって今までにない程最悪な事態だっただろう。
先週の金曜の授業もそれは酷いものだったとレンは思ったが、今日の方が酷いと感じた。