「上手く出来てるじゃないか。」
「折角のクリスマスだから、1日早いけど皆でお祝いしたかったの。」
そう言うと、シリウスは嬉しそうに微笑んでくれ、3人だけのクリスマスパーティが行われた。
(レンはギルもと誘ったが恐れ多いとキーキーと叫びながら消えてしまった)
レンは2人から贈られたドレスローブを着て見せれば、2人はとても似合ってるとレンの事を褒め喜んでくれ、レンは嬉しくもどこか擽ったくなってしまった。
「レン、部屋へ行きなさい。風邪を引く。」
2人がお酒を飲み楽しんでいる所を見ながら、いつの間にかにソファで転寝していれば、シリウスの声が聞こえ、レンは身を起こすとまだ半分瞳を閉じたまま首を横に振る。
「今日は…3人で寝たいの…。大きなベッドで、一緒に。」
もしかしたら全てを失ってしまうかもしれない…そんな不安に負けたくない。
いつでも2人が側にいて愛してくれる…そう信じていたくて、そう感じていたくて…
今晩だけは2人にそう我侭を言ってみようと雪だるまを作りながら考えていたのだ。
目を擦りながらレンがそう言えば、2人は驚き顔を見合わせる。
「またお前は次から次にと、驚かせるのが得意なのだな。」
シリウスはお手上げだと笑いながら言うと、レンの我侭を快く引き受け、部屋へと向かった。
空き部屋に本当に3人が自由に寝れそうな大きさのベッドが用意されており、そこの真ん中に既に殆ど眠って居るレンを寝かせると、シリウスは、その部屋でリーマスと、飲みの続きを再開すれば、時々顔を見合わせて笑い声を上げた。
「本当にアクアによく似ている。突拍子もない事を言い出して我々を驚かせる。」
「だが…私は心配で堪らないよ、シリウス。今学期送り出す時は…アクアの様に、このまま帰って来ないのではないかと思ったくらいだ。」
レンがこうして甘えるなんて珍しい事だと、リーマスの不安は強くなった様だった。
「確かに、今のホグワーツは安全ではない。去年の私の時の様に、レンは1人で突っ走る事もないとは言い切れない。」
アクアの血をひいた我々の娘だからね。と言えばリーマスは苦笑を浮かべ、2人の話は夜遅くまで続けられた。