「ここ1週間毎日魔法省に来てくれていた様だが…すまなかったね。忙しくてすれ違ってばかりだった様だ。」
「今度は私の為に少しお時間を下さると嬉しいのですけれど…」
その言葉に同意する様に、バグマンはにっこりと人の良い笑顔を向けてくれ、そのまま席に戻った。
バグマンの目にはジョージは映っていない様で、完全にジョージを無視している様だった。
レン達はクラウチが座る席にパーシーが座っていたのも見逃さなかった。
具合が悪いのか何かだろうと納得すれば、フレッド達が座る席と同じテーブルに着き、全員が席についた頃に1度閉じた扉が再度開いて代表選手達を招き入れた。
皆は拍手で彼らを招き入れれば、代表選手達は審査員の席に用意されていた代表選手の席に順々に座っていった。
全員が席に着くと、テーブルの上に用意された金色の食器の側にメニューが用意され、レンはそれを取る。
様々な料理の名前が書いてあり、レンは「グラーシュシチュー」と言えば、更にはグラーシュシチューがパッと現れる。
「バグマンが言ってた事は本当なのか?」
「ん?何の事?」
レンは静かに食事をしていれば、ジョージは不思議そうにレンに声をかけ、その言葉を同じ席に座るフレッドやリーも興味津々に顔を此方に向ける。
「休みに入ってから毎日魔法省に行ってたって。」
「まじでか!」
「えぇ、本当よ。取っ捕まえて直に会って話すしかないって思ったの。帰った理由のひとつね。まぁ会えなかったけれど。」
フレッドもジョージも驚いて見せたが何処か嬉しそうな表情をしていて、レンは小さく笑んで見せた。
食事を終えると、ダンブルドアが立ち上がり、生徒達にも立ち上がるように促した。
そして杖を一振りすると、テーブルはズイーッと壁際に退き、広いスペースが出来た。
それからダンブルドアは右手の壁に沿ってステージを立ち上げ、ドラム一式、ギター数本、リュート、チェロ、バグパイプが其処に設置された。