「非番なんのかい?全く運がいいなぁ。私らは夜通しここだよ…ちょっと待ってくれ、キミのキャンプを探すから…ウィーズリー…ウィーズリー…と。ここから400メートル離れたあっち。歩いて行ってすぐに出くわすキャンプ場だ。管理人さんはロバーツさんという名だ
ディゴリー…二番目のキャンプ場…ペインさんを探してくれ。」
「有難う、バージル」
アーサーはそう言いディゴリー親子と別れ、皆についてくるように言い歩き始めた時だった。
「キミはミス・クレスメントか?」
「え?はい…そうですけど…?」
きょとんと瞳を丸くしていると、バージルと呼ばれた魔法使いは慌て始めた。
「貴女様は魔法省大臣から仰せつかっております。あちらの方のテントで大臣をお待ちください。」
そう言われレンは有難うと頭を下げれば、まず荷物を置いてくるとアーサー達に言い、皆と別れた。

促された場所へ向かえばそこはマグルのテントとは思えない豪華な内装のテントが用意されていた。
ふかふかのベッドに体を埋めその心地良さに睡魔が訪れそうになるのをギリギリで食い止め立ち上がる。
取り敢えずファッジを待とうとは思ったが此処で待てと言われても睡魔に負けてしまいそうだ。
近くにいる魔法省の人にファッジと会える時間を聞き、その時間までは辺りを見ていると言い残せばレンはそこを後にした。
「確かこっちの方よね…。」
ウィーズリー一家がいるキャンプ場へと歩き始めた時だった。
「ミス・クレスメント。こんな所でなにをしているのかな?」
パーシーだ。
パーシーはホグワーツを卒業後、無事に魔法省に就職し、魔法省でレンと関わりがあるという事は、誇らしい事なのだろう…時折親しげに声をかけてくれる。
「パーシー!良かったわ…アーサーおじ様達の所へ行こうと思っていたの。」
「なんだ、そんな事か。僕達も今から行く所なんだ。一緒に来るかい?」
「他の方がよろしければ…。」
パーシーは一人じゃなかった。他にも赤毛の方が2人程いる。
兄弟なのだろうと思うのだが、レンは会った記憶が事がない。