「最近、何か変わった事はないかの?」
急な質問だった。
レンは考えつつも小さく首を傾げる。
「先程、レンが消えてしまいそうに見えてしまっての。少々不安になってしもうたのじゃ。」
その言葉にレンはにっこりと微笑んでみせる。
「クリスマスでホグワーツに戻ってくる時にも、リーマスに同じような事を言われました。心配してるって。けれど、そんな期待に応えられる様な出来事は今のところありませんので、ご安心下さい。」
そう言えば、ダンブルドアは少し安心した様な表情を見せてくれる。
「私、ヴォルデモートが完全に消える世界を見るまではそう簡単に死んだりしないつもりです。」
「年寄りはどうしても心配性になってしもうての。」
そういうダンブルドアに「心配してくれる人がいるって事は嬉しい事です。」とレンは微笑みながら伝えた。
そしてダンブルドアは校長室に、レンは談話室へと戻った。

談話室に戻ると、レンはジョージとフレッドの帰りを待った。
談話室に居た生徒に聞いてみれば、まだ戻ってきた姿を見ていないと言っていたからだ。
夕食を終えて暫くすれば、2人揃って彼らの方からレンの元へと来てくれる。
「やぁ、レン」
「麗しの姫君が俺達を探してたって聞いてね。」
「探してたわ。2人に例の事で大切な話があるの。」
レンがそう言うと、2人は顔を見合わせ、リーに一声掛けると、レンの背を押しながら男子寮へと連れて行く。
部屋へつけば、3人で1つのベッドに座った。
「で、話ってのはなんだい?」
「例の事ってバグマンか?」
2人の問いにレンは小さく頷く。