第36話
それから数日後の呪文学の授業中、ハリーの話を聞き、ハーマイオニーが大きな声を上げた。
それにハリーは少々不機嫌になりながら、レンとロン、そしてハーマイオニーに話をしてくれる。
ハリーの話によると、卵の謎を解くヒントをくれたセドリックの案で、監督生用のお風呂に行って来たらしい。
そして、ついにその謎を解く事が出来た。
咽び泣いていた卵が、水の中で開ければ歌を歌ったのだ。
探しにおいで 声を頼りに
地上じゃ歌は 歌えない
探しながらも 考えよう
我らが捕らえし 大切なもの
探す時間は 1時間
取り返すべし 大切なもの
1時間のその後は もはや望みはありえない
遅すぎたなら そのものは もはや2度とは戻らない
歌はそういった内容だったらしい。レンはその話を聞き、あの泉にはマーピープルが居るのだと思った。
マーピープルが捕らえた、代表生の大切なもの…
それを1時間という制限時間の間に取り返し戻る事。
それが第2の課題なのだろう。
だからあの時クラムは水泳パンツに着替えて、練習をしていたのかもしれない。
だが、ハリーの話はそこだけでは無かった。
寧ろその帰りに起こった出来事の方が本題なのだろう…
ハーマイオニーが「卵の謎は解いたって言ったじゃない!」などと憤慨していれば「お願いだから卵の事は少し忘れてよ。」と言ったくらいだ。
ハリーは地図を見ながら帰っていた時だった。
地図が示す、スネイプの研究室に1つの名前を見つけた。
それはセブルス・スネイプではなく、バーティ・クラウチの名だったそうだ。