何故クラウチが学校に忍び込んだのか…。
それも、スネイプの研究室に…だ。
スネイプの研究室には、貴重なものが沢山ある。
魔法薬学に使う貴重な調合の材料など…が主にだが。
それを必要としていたのか…それとも、それ以外に何か隠されている何かがあるのか…。
レンはクラウチという人柄や、スネイプの研究室が気になって仕方なかった。
その日の夜、ハリーと共に手紙を出しに梟小屋に向かった。
「最近レンは、よく手紙を出す様になったね。」
「定期的に連絡を寄越せって言われてるのよ。…心配してくれるのは有難いけど書く内容が無くなりそうだわ。」
レンのその言葉にハリーは笑ってみせた。
「レンは…その…昨日僕が体験した事をどう思う?」
話していた時、一言も言わなかったから気になって…とハリーは言葉を続け、レンは少し考える仕草をみせる。
「スネイプがゴブレットにハリーの名前を入れたかもしれないって事は有り得ないと思うわ。確かにスネイプはハリーを陥れる事が好きかもしれない。けれど、ハリーの命に危険が迫ればいつも助けてくれてたわ。殺すつもりならとっくにやれる時が沢山あったもの。」
「うん、僕もそう思う。」
ハリーは大きく頷いてみせ、レンは少しだけ微笑んだ。
「だけど…スネイプの研究室にクラウチが病気の体で忍び込んだって事実は気になるわね。」
レンはそう言うと、梟小屋に居た学校の梟を2羽使い、リーマスとシリウスに手紙を出した。
「その事については私が調べてみるわ。ハリーは第2の課題に専念した方が良いと思うの。」
レンがそう言うと、ハリーは手紙を梟に託しながら「判った」と返事を返す。
「だけど、無理はしたら駄目だよ。レンは1人で頑張る癖があるから。」
「ハリーも、シリウスやリーマスと同じ事を言うのね。私がそうすると信じて定期的に連絡をよこせって言うのよ?」
レンは少し拗ねた様な仕草をすれば、ハリーは「僕もシリウスの立場だったらそういうかもしれない。」と小さく笑い声を漏らす。