「ちょっと、失礼。」
チャーリーはそう言うと、レンの体を持ち上げて自分の肩に座らせたので、レンは驚きながらも慌てて自分の体を支える手に掴まりながら顔を真っ赤にする。
「これなら躓かないだろう?」
「そういう問題じゃありません!」
どうしてこう…ウィーズリーの兄弟達は予想外の事をするのだろう…。
レンが真っ赤になって慌ててる様子を兄弟達は楽しそうに笑いながら進み、パーシーはオロオロしている様子だった。
「パパ、ただいま『姿現し』ました」
パーシーは森を抜ければ、その先に居た一行に大声で言った。
「あぁ、丁度良かった。昼食だよ。おや、レンもお帰り。」
肩の上で恥ずかしさで真っ赤になり瞳を潤ませながら小さくなっているレンを笑いながらアーサーは声をかけ、レンはまだオロオロとしている。
チャーリーのお蔭で見晴らしはよく、ありとあらゆるテントを見ることが出来る。
皆マグルに見えるように努力をしていたのは認めるが、呼び出し用のベルや、風見鶏などを付けている時点で既に魔法族ですと言っているようなものだった。
パーシー達の到着に皆が集まってくる。
「チャーリー、何してるんだ?」
ロンは疑問が先に飛び出し聞けば、ただチャーリーは笑い面白がってなかなか降ろしてくれない。
「レンも食べるだろう?」
「おじ様ぁ…」
昼食の話を何も気にせずレンにふれば、レンは助けて欲しいと声が訴えており、アーサーは思わず笑う。
「チャーリー下ろしてあげなさい。レンが困っているよ。」
その言葉にチャーリーはやっと降ろしてくれ、レンの頭をポンポンと撫でてくれる。
「有難うチャーリー。」
運んでくれた事と下ろしてくれた事にお礼を言えば、レンはビルを盾にするように隠れた。
ビルは長男だ…きっと此処なら安全だろう…そう思っての行動に、ビルもチャーリーも大笑いだった。
こんなに恥ずかしいのはロックハートが決闘クラブを開催した時にジョージに抱えられた時以来だろう。
「おーっとどっこい、そんなところに隠れたって無駄さ」
「あぁ、俺達は直ぐに見つけられる。」
背後から驚かす様に双子が声をかければ、まだ赤い顔のまま落ち着かないレンが声を上げて飛び跳ね「フレッド!ジョージ!」と怒れば2人は楽しそうにケラケラと笑って逃げた。