「うん?いつだって喜んで協力するぜ?」
「ううん。それは確証が無くて、ただ私個人が気になってるだけの事だから…そうじゃなくて…。」
レンはなんて言ったら良いのか考えてきた筈なのに、どう言葉にしたら良いか判らなかった。
「えっと…もし、遅くても第3の課題の前日までに帰って来なかったり、何か合言葉に決めた言葉を言わなかったら、これから預ける物をダンブルドア先生に渡して欲しいの。」
その言葉にジョージは真剣な眼差しに変え、レンを真っ直ぐに見つめる。
きっとどうしたものかと考えているのだろう。
そして深く溜息を吐いては乱暴に自分の頭を掻き始めるジョージに、レンは「あぁ、迷惑をかけてしまった。」と思えば其処から視線を逸らし、やっぱりなかった事に…といおうと口を開く。
「ゴブレットにハリーの名前を入れた奴に目星がついた、って感じか?…協力はいくらでもする。けど、まずは内容を話してくれ。でないと協力は出来ないし、そのままマクゴナガルかダンブルドアの所に行くぜ?」
だがそれよりも早くジョージはそう言い、その意見はごもっともだと思ってしまった。
「全ては話せない。万が一の事を考えると、知らない方が良いと思える部分がいくつかあるの。…そこを伏せたままでも良いのなら、話せる限りの事を話すわ。」
「構わない。」
「ヴォルデモートにとても忠実な死喰い人の1人が、今、誰にも知られず、このホグワーツに潜んでいるわ。その証拠は…私がずっと気になっていた香り。」
「ホグズミードの後、なんだかずっと調べてたやつか?」
「そうよ。あれはポリジュース薬だった。私は2年生の時にハーマイオニーと一緒にポリジュース薬を作った事があったの。その事をやっと思い出せたわ。ポリジュース薬がなんだか知っているでしょう?」
「あぁ。別人に化けれる薬だろ。きっかり1時間だけな。…そうか!ってー事は本物の奴さんが偽者の傍に捕らえられている、って事か!」
「ご名答。私は第2の課題はその人を含めて全員が湖に集まる。このチャンスを利用しようと思ってるわ。ポリジュース薬を見つけるか、捕らえられた本物を見つける事が出来れば…ダンブルドアの元へ連れて行けばそれが証拠にもなるし、それが叶わなかったら何処かに隠してしまえば薬が切れた時、奴は本来の姿を現す。」