第39話【ハーマイオニー視点】
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話はレンが移動キーで移動させられるより前に遡る。
ハリーの第2の課題は、ハリーは最後にゴールをしたが道徳的な行動が評価され、セドリックと同着1位という形で幕を閉じた。
もう最後に残された6月24日に備えれば良いだけだ。
第2の課題の余波は、ロンにまで降り注いだ。
第2の課題は、湖に捕らえられた代表選手の大切な人を救い出す内容。
フラーは妹
クラムはハーマイオニー
セドリックは最近まで(?)付き合っていたらしい(との噂)チョウ
そしてハリーはロン。
候補は本当にギリギリまで悩まれたのだという。
自分の推測にすぎないがそれはきっとハリーの事だろう。
クラムについてはホグワーツで審査員の他に仲良くなれたのは自分、フラーも自分の妹…だがハリーは違う。
あんなにレンの事を慕っているのだ。
彼女とロンでギリギリまで悩んでいたとしても判る話だ。
そしてあのセドリックも最近ではやたらとレンを見ている事が多い気がする。もしかしたら…と思うところがあった。
だがレンは簡単な魔法なら打ち消してしまう、または効果の効きが普通とは違うところがあると聞く。
もし、課題の間に目を覚ましたりせぬよう、彼女を除外したのではないだろうか…?
ロンは、最初の内は、マクゴナガルの部屋に呼ばれ、ダンブルドアは人質が全員安全である事、水から上がった時に目が覚める事を全員に保障し、それから皆に眠りの魔法をかけたという話をしていたのだが、1週間後にはロンの話がスリルに満ちた誘拐の話にすり替わっていた。
だが、それをパドマに自慢げに話している姿をハーマイオニーは気に入らなかった。
元々クラムの大切な1番失いたくない者がハーマイオニーだったという事を揶揄われて苛立っていたのもある。
「やろうと思えばいつでも、バカ水中人なんかやっつけられたんだ。」
「どうやるつもりだったの?鼾でも吹っかけてやるつもりだった?」
ハーマイオニーはついにそう言えば、ロンは顔を真っ赤にし、それからは本当の「魔法の眠り」の話をする様になった。
皆、ハリーの事で浮き立つのも良く判る。
だが…どうして気付かないのだろうか…。
私達の大切な仲間の姿が消えてしまっている事に…ハーマイオニーにはそれが酷く苛立たせた。
これだけの人数が居るホグワーツの中で、ロンにとってはハリーの様に、ハリーにとってはロンの様に、いつも一緒に行動をしている訳ではない彼女の姿が見えない。
それは気付くのを遅くさせるのには十分かもしれない。